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【就活相談室】「グループディスカッションが苦手」

就職活動中の皆さんへ


こんにちは。キャリア支援センターです。
今回は「グループディスカッションが苦手」というお悩みに対する特集です。

就職活動における「グループディスカッション(以下GD)」とは、その場で初めて会う受験者たちとチームを組んで、企業から出されたテーマについて話し合うことです。制限時間内で良い結論までたどり着くことが求められ、最終的にチーム代表者もしくは全員が発表を行う場合もあります。


GDを経験したことがある人で、自分なりに上手くできたと思ったのに選考に通過しなかったという人は記のような感想を持っているかもしれません。

「(私は)うまく司会ができた」
「(私は)人より多く発言ができた」
「(私は)チームを仕切れた」
「(私は)チームで一番目立てた」

GD終了後にこんな感想が出てくるのは、チームがバラバラだった証拠です。なぜならこれらの感想の主語は全て「私」だからです。


企業から見たGDの評価基準はたった1つ。「チームが良い結論を出すのに貢献できたか」ということです。GDはチームの中の勝ち抜き戦ではなく、チームで協力し合って成果を出す過程を見るものです。採用担当者は初めて顔を合わせたメンバーで成果を出すためにあなたがどう動いたか、どう動けたか、を見ています。

つまり、いくらあなた1人が頑張ってもチームとして結果が出せなければ、チームビルディングには失敗した、ということになってしまいます。「チームの議論に貢献できたか」という評価は、チームとして結果が出せてこそ、評価されるものです。


さて、チームが良い結論を出すためにメンバーに望まれる5つの姿勢があります。それぞれについて簡単にポイントを見ていきましょう。

①協調性(チームワーク)
先ほども触れましたが、GDは他のメンバーとの競争ではありません。いかにチームでミッションを達成するか、その過程であなたはどう貢献できたかという部分を評価されます。つまり「全員で持てる力を合わせて、全員で合格する」というのがGDの正しいイメージです。
<協調性のポイント>
・周りのメンバーはライバルではない
・メンバーの話をよく聴く
・メンバーの意見を否定しない
・議論の流れを理解し、議題からそれた話をしない

②発言力
一言も発言できなければGD選考には落ちてしまいます。かと言って、何でも発言すれば良いわけではありません。短い時間の中でミッションを達成するためには、結論を先に述べ →理由を述べる →できればその後で具体例・・・というパターンで話せるようにしましょう。当日はどんなテーマが出されるか分かりません。普段から新聞等を読んで様々なことに対して自分なりの意見を持つようにしましょう。
<発言力のポイント>
・発言できなければ評価はゼロ
・しかし、ただ発言するだけではダメ
・発言は(結論)⇒(理由)⇒(できれば具体例)
・議論の流れに沿った発言をする

③議論展開力(議論を前に進める力)
決められた時間内にミッションを達成するためにはここが鍵になります。メンバーがそれぞれに自分の強みを活かして活躍し、結論を出すためのタイムスケジュールを共有し、課題を同じ目線で確認し、出た意見をグループ化し、結論を出すために必要な議論の焦点を絞る。正にチームでミッションを達成する醍醐味がここにあります。
<議論展開力のポイント>
・メンバーの役割分担
・時間配分・テーマ(課題)の共有
・出た意見をグループ化
・議論の焦点を絞る
・結論を出す

④積極性
メンバー全員が参加することでそのチームの最大値が発揮されます。「誰かがやるだろう」といった人任せの気持ちにならず、全員がベストを尽くしているGDは採用担当者にとって、見応えのあるものになります。
<積極性のポイント>
・今、どんなことをすればチームに貢献できるかを常に意識する
・議論を投げない(諦めない)
・より良い結論を出すために最後まで尽くす

⑤思考力
予定調和ほど見ていてつまらないものはありません。誰かの意見に賛同するのは簡単です。もっと議論して、もっといい結論を導き出せないか、ギリギリまで時間を使って、自分たちの限界を超えるトライをすることが大切です。意見を引っくり返す、上から見る、下から見る、斜めから見る、もっとないか、他にないか、この繰り返しが新しい展開を生みます。
<思考力のポイント>
・いろいろな考え方があるから魅力ある結論が出せる
・出た意見をいろいろな角度から眺めて、自分たちでハードルを上げるトライをする


ミッションを達成するポイントが「③議論展開力」です。
中でも、メンバー全員がなにかしら貢献するためには、役割分担が大切になってきます。GDにはどんな役割があるでしょうか。

★司会:ブレストでは設定しない
★書記:議論をまとめるリーダー
★タイムキーパー:議論の進行を管理するリーダー
☆影の司会:司会を補完するリーダー
☆マインドリーダー:メンバーのバランスを取るリーダー

大抵、「司会」「書記」「タイムキーパー」の3つの役割を決めてGDはスタートします。役に付かなかったメンバーはどうするかというと、名乗り出なくても、「影の司会」や「マインドリーダー」など、しっかりと機能する役割があります。ポイントはメンバー全員が何らかのリーダーを担っていることです。全員がリーダーを自認したGDはいい結果に繋がります。

GDはメンバーが変われば役割も変わります。「私は“タイムキーパー”が適役!」と決めてしまうと、役の取り合いになって、最初から躓いてしまいます。大人しそうなメンバーばかりで、皆の顔色をうかがって誰も口火を切らないような時は「自分がリーダーになる!」といった臨機応変さが大切です。GDではメンバーは選べません。そのメンバー内で自分が貢献できる役割を担いましょう。


美大生として、一般大学の学生と一緒にGDする際に、引け目や苦手意識を感じる人もいるのではないでしょうか。そんな時は美大生としての強みを意識しましょう。一般大学の学生は「ロジカル(垂直)思考」の学生が比較的多くいます。一方、美大生は「ラテラル(水平)思考=物事を多角的に考察し、新しい発想を生み出す思考」をすることができます。ロジカル思考とラテラル思考の両方の受験者がいると、議論が活発に進みます。一般大学の学生に呑まれるのではなく、美大生の強みを活かして自由に提案をしましょう。
また、言葉で共有できないイメージを絵で表現できる点も美大生の強みです。絵はイメージを共有する上で非常に有効です。


最後に「チームが良い結論を出すための5つの姿勢」でご紹介したポイントを心構えに置き換えて、最後に振り返ってみます。

「全員で受かる!」→①協調性(チームワーク)
「全員それぞれに自分の考えを持つ!」→ ②発言力
「全員でミッションを達成する!」→③議論展開力(議論を前に進める力)
「全員で良い議論にする!」→④積極性
「全員でハードルを上げる!」→⑤思考力

すべて「全員が」で始まっていますね。「全員」がそれぞれにリーダーを務めるGDを目指しましょう!以上、グループディスカッションのポイントでした。


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